【書評】嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え〜

書評

こんにちは、ともくんです。

今日は、嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え〜の書評を書いていきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

どんな人が読むべき?

  • 人生に迷っている人
  • 人間関係に悩んでいる人
  • これから幸せに生きたいと思っている人

嫌われる勇気 目次

第一夜 トラウマを否定せよ

第二夜 すべての悩みは対人関係

第三夜 他者の課題を切り捨てる

第四夜 世界の中心はどこにあるか

第五夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

どういう本なの?

この本は、「人は今日からでも幸せになれる」と説く哲人のところに、納得がいかない青年がその真意を問いただそうとする対話式の本となっています。

この青年は、私たち読者の目線でいかにもな質問を哲人に投げかけてくれます。

私たちは、この青年と一緒に「嫌われる勇気」について理解していくので、私も青年の気持ちになって哲人と話しているようでした。

いろいろな「アドラー」の教えがあり、全部心を打たれるような内容だったのですが、その中でも特によかったポイントを3つにまとめて紹介していきます。

「原因論」ではなく「目的論」

我々は原因論の住人であり続ける限り、一歩も前に進めない

原因論とは、物事がうまくいかなかったときや挫けたときに、原因のせいにすることです。

「これができなかったのは、〇〇のせいだ。」というやつです。

目的論とは、物事には目的があって行動がある。という考えです。

つまり、人間は目的から理由を作っているということです。

この本では、「目的論」に関するわかりやすい例えがいくつか紹介されています。

あなたの課題と他者の課題

アドラーは、他者の課題と自分の課題を分けることによって、人間関係の大体のトラブルがなくなるという考えです。

ここで、すごくわかりやすい例えが書かれています。

そして、「いま、ここ」を真剣に生きることができれば、人はすぐにでも幸せになれるのです。

馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ますことはできない。

この例えは、相手を強制的に変えることはできず、また相手も自分を変えることはできない。

自分を変えることができるのは自分しかない。

ということです。

この考えを持てば、あらゆる対人関係が一気に解消されます。

例えば、友達や恋人と喧嘩した時は、他者の課題に踏み込んでませんか?

また、自分の課題に踏み込まれていませんか?

その時は、自分の課題だけに目を向けて、他者を尊重してください。

承認欲求を否定する

アドラーの教えでは、自由に生きる上で承認欲求はいらない。という考えを持っています。

自由に生きることは、他人から嫌われることである。

しかし、嫌われて嬉しい人なんていないはずです。ここでは無理に嫌われる必要はなく、嫌われないようにすることこそが不自由であるという考えです。

他人から嫌われることを恐れずに、自分の判断を信じて生きてください。

それこそが、「嫌われる勇気」であるというのです。

今を生きる

「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てていたら、過去も未来も見えなくなる。

私たちは、「過去」や「未来」に囚われすぎて「現在」が見えていません。

「いま、ここ」を生きる上で過去や未来のことは何も関係がないし、考える問題ではないのです。

「過去」や「未来」を見ても幸せになんか成れません。

「いま、ここ」を真剣に生きる人だけが幸せを手にできるのです。

嫌われる勇気を読んで

心が軽くなる

この「嫌われる勇気」を読んで、私の人生や人間関係などの考え方が180度変わり、いろんな物事が単純に考えれるようになり、心が軽くなりました。

この本を読んでから、「心理学」というものはこんなに自分の考えや悩みを解決できるものなんだと感激しました。

確かに、人が悩むことの上位に入る「仕事」「恋愛」「友達」は全部人間関係の悩みです。

心理学をもっと勉強すればこんな悩みもなくなりそうですよね。

大事な人にも勧めたい

この記事で説明している、課題の分離で、確かに私も自分の課題に突っ込まれた時は腹が立ちます。

それは、いくら家族であっても、恋人であってもです。

この本を、そう言った大事な人に勧めて、お互いに課題の分離ができれば、喧嘩も大分減ることでしょう。

私はこの本を読んで、アドラーの考えを大事な人にも勧めたくなりました。

コメント

  1. […] 【書評】嫌われる勇気〜自己啓発の源流「アドラー」の教え〜 […]

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